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動作確認レポート
はありません

Satellite 2800 ELCL3 Linuxインストール評価

2001(H13)06.05作成 TurboLinux6.0 (FTP版)  (Linux Japan 2000-6 付録CD-ROM) VineLinux2.1 (FTP版)   (Linux Japan 2001-1 付録CD-ROM) RedHatLinux6.2J(FTP版) (Linux Magazine 2000-7 付録CD-ROM) RedHatLinux7.0 (製品版) VineLinux2.1.5 (FTP版) (Linux Japan 2001-6 付録CD-ROM) RedHatLinux7.1 (FTP版) (Linux Japan 2001-7 付録CD-ROM) ------------------------------------------------------------------ Satellite2800 ELCL3のLinuxインストール評価を行った。マシンスペックとインストール評 価を行ったLinuxディストリビューションは下記の6本であるが、OS添付のインストーラでX Windows(GNOME)の起動までたどり着いたものは、最新のVineLinux2.1.5(FTP版)とRedH atLinux7.1(FTP版)の2本だけであった。その他のディストリビューションとしてはTurbo Linux6.0(FTP版)のみ他のサイトからダウンロードしたXサーバ(SavageIX対応XF86_SVG A)と入れ替えて動作した。なお、このPCは東芝ダイレクトPCから購入されたもので、日本 語版WindowsMillennium Editionがインストールされた製品である。 ------------------------------------------------------------------

1.マシンスペック(主要なもののみ)

機種名: Satellite2800 ELCL3(PS280Z ELCL3) CPU: Intel SpeedStepTM テクノロジ対応モバイルPentium III プロセッサ650MHz HDD: 20GB メモリ: 128MB (最大 256MB) ディスプレイ: 14.1 型 TFT(1,024 x 768 ドット) グラフィックコントローラ: S3 Savage IX ビデオRAM: 8MB サウンド: PCIバス接続サウンドシステム (YAMAHA DS-XG PCI Audio) PCカードスロット: Typex2 または Typex1(CardBus対応) LAN: 100Base-TX/10Base-T対応LNA内蔵 (Intel(R)PRO/100+MiniPCI) モデム: V.90/K56Flex対応モデム内蔵 (Xircom MPCI Modem56) キーボード: 101キー互換85キーUSキーボード ポインティングデバイス: アキュポイント、スクロールボタン(×2) 標準インタフェース: パラレルポート(ECP)、RGBコネクタ、 PS/2ポート(キーボードまたはマウス)、USBコネクタ(×2)、 ビデオ出力端子(NTSC/PAL対応)、モジュラージャック(RJ11)、 LANコネクタ(RJ45)、外部マイクミニジャック(モノラル)、 ヘッドフォンミニジャック(ステレオ)、         プレインストールOS 日本語版 Windows Millennium Edition ------------------------------------------------------------------

2 インストール評価を行ったLinuxディストリビューション

2.1 TurboLinux6.0(FTP版) 雑誌 に添付されているTurboLinux6.0(FTP版)でインストール評価を行ったが、添付のイ ンストーラでインストールは完了するが、X Windows(GNOME)を起動させることはできなか った。XconfiguratorでXの設定をいろいろと変更して何度もトライしたが状況が変わらない ので、標準のXサーバ(XF86_SVGA)では、このPCのグラフィックコントローラ(S3 Savage IX)に対応していないと判断して、メーリングリストや雑誌の記事から解決策をみつけだし た。解決方法としては、東芝Linuxサポートのページ→FAQからS3SavageIX対応のXサーバを fttp://www.probo.com/timr/savagemx.htmlからダウンロード/解凍(展開) して元々のXサーバに上書きして、再度Xconfiguratorを設定するとX Windows(GNOME) を起動させることができた。なお、ビデオカードの設定はS3Savage(generic)を選択 して1024×768ドット16ビット色に設定した。 標準でインストールされているモジュールで動作するものは、LAN(eepro100)のみで、モ デム、PCMCIA、USB、サウンドなどのモジュールはインストールされていない。あらかじめ インストールされているLANモジュールは、lsmodコマンドの内容とetc/conf.modulesをエデ ィタで開いて確認した。 ------------------------------------------------------------------ 2.2 VineLinux2.1(FTP版) 雑誌に添付されているVineLinux2.1(FTP版)でインストール評価を行ったが、添付のイン ストーラでは、インストール作業を開始してすぐにLCD画面が消えてしまい先に進むことが できない。これはインストーラがグラフィックモードで作業を進めるように初期設定されて いるがPC内蔵のグラフィックコントローラ(S3 Savage IX)がインストーラのグラフィック モードに対応していないためである。そこでインストーラが起動したところでTEXTと入力し てEnterと押してテキストモードで作業を進めた。しかし。ビデオカードの設定でクロック の検出とXの起動テストを行うと再びLCD画面が消えてしまい復帰できなかった。再度インス トール作業をはじめから行い、クロックの検出とXの起動テストをスキップすることで作業 を進めることができ一応インストールは完了した。しかしビデオカードの設定を完了させて いないのでX Windows(GNOME)を起動させることはできなかった。TurboLinux6.0のインス トール評価でも述べたが、S3 SavageIX対応のXサーバを元々のXサーバに上書きしてビデオ カードの設定を行った。まず、Xconfiguratorを使用してビデオカードの設定を行ったが、 これは問題なく完了した。表示のテストも問題なかった。しかし、startxでX Windows(GNO ME)を起動させるとエラーが発生して立ち上げることができなかった。XconfiguratorでXの 設定をいろいろと変更して何度もトライしたが状況が変わらないので、XF86Setupという別 の設定ツールを使用して設定したところ、今度は、X Windows(GNOME)を起動させることが できた。しかしツールバーの日本語表示がバケてしまう現象が発生した。/etc/X11/XF86Con figをエディタで開いてフォントの設定を見たところTurboLinux6.0にあるTrueTypeフォント が設定されていなかった。そこでTrueTypeフォントの記述を1行追加して再度X Windows(G NOME)を起動させると、またしてもエラーが発生して立ち上げることができなかった。エ ラー内容を見るとフォントに関するものであった。VineLinux2.1でX Windows(GNOME)を起 動させるには、まだ解決策をみつける必要がある。 標準でインストールされているモジ ュールは、LAN、、PCMCIA、USBなどである。サウンドモジュールはインストールされていな かった。 ------------------------------------------------------------------ 2.3 RedHatLinux6.2J(FTP版) 雑誌に添付されているRedHatLinux6.2J(FTP版)でインストール評価を行ったが、インス トール言語をJAPANに設定するとインストーラの日本語表示がバケてしまうので、インス トール作業を先に進めることができなかった。なお、インストール言語をEnglishにすると 表示が化けることはなかったが、最終的にインストールが完了してRedHatLinuxを起動させ ると、ログイン画面でキーボード入力ができない現象が発生した。何度再起動させてもログ インできないので、その時点で作業を断念した。 ------------------------------------------------------------------ 2.4 RedHatLinux7.0(製品版) RedHatLinux7.0(製品版)でインストール評価を行った。RedHatLinux6.2Jのようにインス トーラの日本語表示がバケることはなかったが、インストールが完了してRedHatLinuxを起 動させると、ログイン画面でキーボード入力ができない現象は同じであった。まだ解決策を みつける必要がある。 ------------------------------------------------------------------ 2.5 VineLinux2.1.5(FTP版) 雑誌に添付されているVineLinux2.1.5(FTP版)でインストール評価を行った。添付のイン ストーラでインストール作業は完了してX Windows(GNOME)まで起動させることができた。 標準でインストールされているモジュールで動作するものは、LAN(eepro100)、PCMCIA、U SBの3種類である。サウンドモジュールはインストールされていない。これらのモジュール は、lsmodコマンドの内容とetc/conf.modulesをエディタで開いて確認した。なお、サウン ドに関しては、カーネルモジュール2.2.18には用意されていない。RedHatLinux7.1のカーネ ルは2.4.2と新しくなりPC内蔵のYAMAHA DS-XG PCI Audioに対応したモジュールがインス トールされているためMP3や音楽CDを再生することができる。なお、モデムはXircom MPCI M odem56がPC本体に内蔵されているが、このモデムに対応したドライバはまだ提供されていな いので、モデムを使いたい場合は、PCカードモデムを使用することになる。 VineLinux2.1.5は、XFree86(XF86_SVGAを含む)のVerが新しくなり01/2/20になっていたの で表示系のトラブルが解消されたようである。PCに新しいグラフックチップが搭載されたと きは、ディストリビューションで対応されるまでには、少なくても半年ほどは待つ必要があ る。または、先にXサーバのみ発表されていたらTurboLinux6.0の場合のように手動で入れ替 えることで対処できる。 動作テストを行なったデバイス 1)内蔵LAN(Intel(R)PRO/100+MiniPCI) インストールしたときの設定でX Windows(GNOME)を起動させてnetscapeから社内(DNS サーバは設定済み)/社外(プロキシを設定)のhttpを検索することができた。インストー ルしたときのネットワーク設定でDNSサーバの検索/設定を行なっているので問題なく内蔵 LANは動作した。 2)PCMCIA PCカードLANカード(IPC5008A)をスロット0に挿入しただけで、LANモジュールがインス トールされた。その後、GNOMEからNetworkConfiguratorを起動させてeth1を設定するとPC カードLANカードを稼動させることができた。内蔵LANと同様にnetscapeから社内/社外の httpを検索することができた。 PCカードLANカードを動作させているときは、 内蔵LAN(eth0)は不稼動に設定してテストを行なった。 3)USB インストールを終了した後、VineLinux2.15を起動させたときに、kadzuの設定画面が表示さ れてUSBマウスの設定ができ、X Windows(GNOME)を起動させるとUSBマウス(IPC5017A)を 使用することができた。また、内蔵のアキュポイントマススも同時に使用できる。 なお、kadzuはMS Windowsのプラグアンドプレイ機能に相当するもので、あかかじめ登録さ れているモジュールに該当するデバイスが新たに検出(接続)されたときに起動する機能で ある。 4)サウンド(YAMAHA DS-XG PCI Audio) サウンドに関しては、対応するモジュールがカーネルモジュール2.2.18には用意されていな い。そのため、サウンドモジュールを移植するなどの手段が必要になる。RedHatLinux7.1の カーネルは2.4.2と新しくなりPC内蔵のYAMAHA DS-XG PCI Audioに対応したモジュールが インストールされているためMP3や音楽CDを再生することができる。 インストールされているモジュールは下記の通りである。(lsmodコマンドの内容から) PCMCIA関係 pcmcia_core i82365 ds xirc2ps_cs     ←PCカードLAN(IPC5008A)用モジュール USB関係 usb-uhci input hid mousedev ←USBマウス(IPC5017A)用モジュール 内蔵LAN eepro100 ------------------------------------------------------------------ 2.6 RedHatLinux7.1(FTP版) 雑誌に添付されているRedHatLinux7.1(FTP版)でインストール評価を行った。添付のイン ストーラでインストール作業は完了してX Windows(GNOME)まで起動させることができた。 標準でインストールされているモジュールで動作するものは、LAN(eepro100)、PCMCIA、U SB、サウンドの4種類である。なお、モデムはXircom MPCI Modem56がPC本体に内蔵されて いるが、このモデムに対応したドライバはまだ提供されていないので、モデムを使いたい場 合は、PCカードモデムを使用することになる。 動作テストを行なったデバイス 1)内蔵LAN(Intel(R)PRO/100+MiniPCI) インストールしたときの設定でX Windows(GNOME)を起動させてnetscapeから社内(DNS サーバは設定済み)/社外(プロキシを設定)のhttpを検索することができた。インストー ルしたときのネットワーク設定でDNSサーバの検索/設定を行なっているので問題なく内蔵L ANは動作した。 2)PCMCIA PCカードLANカード(IPC5008A)をスロット0に挿入しただけで、LANモジュールがインス トールされた。その後、GNOMEからNetworkConfiguratorを起動させてeth1を設定するとPC カードLANカードを稼動させることができた。内蔵LANと同様にnetscapeから社内/社外のht tpを検索することができた。 PCカードLANカードを動作させているときは、内蔵LAN(eth0)は不稼動に設定してテストを 行なった。 3)USB インストール時からUSBマウス(IPC5017A)を接続して作業を行なったが問題なく使用でき た。内蔵のアキュポイントマウスを使用したいときは、USBマウスをはずしてLinuxを起動さ せるとkadzuが起動してPS2マウスが検出されるので使用することができる。 なお、kadzuはMS Windowsのプラグアンドプレイ機能に相当するもので、あかかじめ登録さ れているモジュールに該当するデバイスが新たに検出(接続)されたときに起動する機能で ある。 4)サウンド(YAMAHA DS-XG PCI Audio)   RedHatLinux7.1のカーネルは2.4.2と新しくなりPC内蔵のYAMAHA DS-XG PCI Audioに対応 したモジュールがインストールされているためMP3や音楽CDを再生することができた。 インストールされているモジュールは下記の通りである。(lsmodコマンドの内容から) PCMCIA関係 pcmcia_core i82365 ds xirc2ps_cs     ←PCカードLAN(IPC5008A)用モジュール USB関係 usb core usb-uhci input hid mousedev ←USBマウス(IPC5017A)用モジュール 内蔵LAN eepro100 サウンド関係 sound core ac97_codec sound uart401 ymfpci ←YAMAHA DS-XG PCI Audio用モジュール ------------------------------------------------------------------

まとめ


TurboLinux6.0
(FTP版)
VineLinux2.1
(FTP版)
RedHatLinux6.2J
(FTP版)
RedHatLinux7.0
(製品版)
VineLinux2.1.5
(FTP版)
RedHatLinux7.1
(FTP版)
パッケージだけでインストールを完了させる
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Linux起動/ログイン
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標準インストールでのX Windowsの起動(GNOME)
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TurboLinux6.0(FTP版)
VineLinux2.1(FTP版)
Xサーバの入れ替でX Windowsの起動(GNOME)
X Windows(GNOME)のツールバーの日本語表示
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