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動作確認レポート
はありません

DynaBookSS 3380VへVine1.1CR


以下、私の手元のSS 3380Vの状況です。

なんと、いにしえのVineがベースなのですが、今ではモデムやUSBを含め
て動作してます。

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1.Distribution 
        ベースは Vine1.1CR (コンポーネントは多数変更)

2.カーネルのバージョン 
        2.2.17に、USB用やチャタリング用などのパッチを当てたもの
        ※ Vine2.2のカーネルに近いが、キーボードのチャタリング
           防止パッチなどもあてている:「9.補足」参照)

3.pcmcia-cs のバージョン 
        3.1.27

4.カーネル make 時の APM のオプション 
        CONFIG_APM=y
        # CONFIG_APM_IGNORE_USER_SUSPEND is not set
        CONFIG_APM_DO_ENABLE=y
        CONFIG_APM_CPU_IDLE=y
        # CONFIG_APM_DISPLAY_BLANK is not set
        # CONFIG_APM_IGNORE_SUSPEND_BOUNCE is not set
        CONFIG_APM_RTC_IS_GMT=y
        # CONFIG_APM_ALLOW_INTS is not set
        # CONFIG_APM_REAL_MODE_POWER_OFF is not set
        
5.APM の動作状況 
        蓋の開け閉めで、suspend / resume OK。shutdown時の電源断もOK。
        toshutils-1.9.10のユーティリテイでも動作する。
        以前は、再起動中にあわててキーをたたくとヘンだったが、PCMCIA
        csを更新したら安定になった(BIOSも、ほぼ同時に更新した)。

6.XFree86 の動作状況 
        使用バージョンは、いまだに、Vine付属の XFree86-3.3.3.1_jp。
        付属LCD(XGAの解像度)で、8,16,24 bppで動作(「9.補足」参照)。
        suspend/resume時、ごくまれに画面が乱れるが、ウィンドゥマネー
        ジャの再起動で対処可。I/Oアダプタ経由の外部同時表示もOK。

7.カーネル make 時のサウンドドライバのオプションまたはモジュール設定 
        カーネル付属の maestro ドライバをモジュールで使用
                alias sound maestro
                options maestro dsps_order=1
        バッテリ動作時に音が劣悪だが、resumeにも対応している。
        なお、ALSAのドライバでも動作したが、resumeに対応できなかった。

8.周辺機器の動作確認(PC カード/ドッキングステーションなど) 
        ○ 3.3VのPCカード保護のため、BIOSのアップデートが必要。
        ○ PCカードのモードを、BIOSで16bit/CardBusにしている。
           最近のPCMCIA-csならAutoでもそれなりに動くが、CFカード
           アダプタが頻繁に誤認識された。3.1.27では全般に安定してい
           るが、PCMCIAコントローラと内蔵モデムとのリソース衝突が
           残っている雰囲気。
        ○ Ethernetアダプタ "Megahertz", "CC10BT/2", 
           "PCMCIA 10BASE-T/2 ETHERNET ADAPTER"が、正常動作。
           ただし、pcmcia.opts 内で 10base-T を強制指定するまでは、
           10BASE-2を探そうとする時があった(ネットワークに接続せず
           にresumeした時だったかも)。
        ○ CFカードアダプタ "HAGIWARA", "FLASH", "4.0"が、正常動作。
           ATAPIのハードディスクとして扱えます。
        ○ インストール時には、Freecom Traveller CD-ROMをPCMCIA接続
           で使用したが、その後はあまり使っていない。電源をPCMCIAバス
           からでなく、ACアダプタか付属充電池から取ったほうが動作が
           安定する。ディスクドライブの立ち上がりが遅いので、ディスト
           リビューションによっては待ちきれず、エラーになった。
        ○ 内臓モデムは、Lucent社のチップを使ったソフトウェアモデムで、
           ドライバには http://www.linmodems.org から入手した
           ltmodem-5.99b.tar.gz を使用中。ppxpもFAXも動いている。
        ○ USBデバイスは、EpsonのStylus Photo 870が6色インクモードで
           快適動作(gimp-printを使用)。
        ○ 海外居住のため、海外向けのI/Oアダプタ(PA2727U:末尾にJが
           付かない)を使用しているが、パラレルポート接続のプリンタ、
           外部ディスプレイとも正常動作している。

9.Linuxユーザへの補足
        ○ XF86のNeomagicドライバの24bppは遅いので、主に16bppで使用。
           ただし、写真をいじる場合には、2つの仮想画面を使い、16bpp
           のXを動かしたまま、別画面で24bppのXサーバを利用している。
           XInsideのサーバは何故か動作しなかったが、追求していない。
        ○ 3380や3380Vでは、キーボードのチャタリングが頻繁に起こり、
           対策パッチが必需品。これがないと、シフトやコントロールなど
           を使ったときに頻繁にチャタリングが起きて同じ文字が繰り
           返される。ただし、この問題はパッチで完全に回避される。
           パッチは東芝Linux MLの過去ログから入手できるが、公開直後
           のパッチにはバグがあり、事実上何もしないので注意。同過去
           ログには、修正版も見つかるはず。
           ちなみに、東芝でもこの問題を認識しているようで、修理依頼
           すると、直ってくるらしい(私自身は試していない)。
        ○ PCMCIA-cs 3.1.22ごろまでは、東芝のカードバスコントローラ
           (TOPIC)への対応が悪い(それでも、PCIC互換モードでは安定)。
           3.1.27までに、目に見えて安定化したが、それでも不完全。
           東芝は、プログラミング情報の詳細をPCMCIA-csの作者と連絡し
           あっているそうです。
        ○ toshutils-1.9.10の各種ユーティリティが動きます。特に、
           fanコマンドは、本体が熱くなった時にファンを回すのに便利。
           BIOSメニューの一部設定も、Linuxから変更できます。
        ○ ハイバーネーション(データをメモリ上ではなく、HDD上に
           残して待機する)は未対応。ただし、東芝は必要な情報を
           (少しずつ)公開している模様。
        ○ 中型拡張バッテリーが背面に突き出るのがかっこ悪く、付けると
           フタを大きく開けなくなります。見かけ対策としては、Portege
           3110用あたりが使えると嬉しいのですが、どうなのでしょか?
        ○ キー配置は、ソフトウェアで大きく変更しています(個人的に
           USキーボードに慣れており、emacs を頻繁に使うため)。
           具体的には、Linux 付属の US 配置(us.map)をベースにし、
           さらに、
               「Caps」と「左Ctrl」を入れ換え、
               「無変換」に「左Ctrl」を割り当て、           (←親指用)
               「前候補/変換」に「右Alt」を割り当て、       (←親指用)
               「]}」に「`~」を割り当て、
               「¥|」に「\|」を(文字どおり)割り当て、
           と変更しています。ただし、UKキーボード導入を検討中。

10.ハードウェアと保証の補足
        ○ 液晶のヒンジ部分が 弱いようで、最近、自然に割れてしまいま
           した。中型電池を付けて液晶を大きく開けようとすると、電池に
           衝突してヒンジに負担がかかるので、そのためかもしれません。
        ○ mini-IOアダプタは、もっと長く販売して欲しかったと思います。
           日本では、本機発売の8カ月後(2000年夏)には完売。現在は欧州
           にもなく、(発売していないはずの)米国東芝にのみ残っている。
        ○ VGA出力端子が本体にあれば、プレゼンテーションに便利だった
           ろうにと残念です。IOアダプタ用端子は、極めてつなぎにくい。
        ○ 海外利用の注意:海外の住所ではユーザ登録もできず、国際保証
           (ILW)どころか、まったくの無保証になります。また、国内の住所
           を利用して登録してILWをとっても、ILWの期間(1年)が過ぎると
           日本国内でしか修理が出来ないので要注意です。やはり、海外か
           東芝ダイレクトPCなどで、国際機種を買うのがよいでしょう。