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動作確認レポート
はありません


dynabook AX/2528PDSBにGentoo Linux

(海外ユーザからのレポート)

Dynabook AX/2528PDSへSuSE9.2とFedora Core 3をインストールし、ファンやacpi
で苦戦した後、ソースベースのディストリビューションであるGentoo Linuxを
インストールしました。
SuSEやFC3を実行していると、ファン・スピードがプロセッサの温度に応じて調整
されず、高度な計算負荷をかける際には特に(すなわちMapleでの計算)、マシンは
ヒートアップし、クラッシュしてしまいます。恐らくこれはプロセッサの温度に
応じてファン・スピードを調整していなかったためと思われます。
この問題はSuSE9.2やFC3のカーネルを再コンパイルすることにより解決できた
のでないかと思われますが、Gentooを使用することにより問題が解消されたので、
このコースを辿ることはしませんでした。
実際、GentooのインストールCDからブートするとすぐに、このラップトップの冷却
ファンが正常に動きました。それ以来、その状態は続いています。

Gentooをインストールするため、
http://www.gentoo.org/doc/en/handbook/handbook-x86.xmlに書かれている指示に
忠実に従いました(非常に上手く文書化されています)。マシンには高速の2.8GHz
のプロセッサが装備されているため、「ステージ1」のインストールを行うことも
難しくはありませんでした。「ステージ1」とは、全てのシステムをソースから
コンパイルするオプションです。システムをコンパイルするために使用される
make.confファイルを添付しますが、これを読んでいる皆さんは、このファイルに
あるミラーがmirrorselectツールを用いて設定されなければならないという事を頭
に入れなければなりません。

また、Gentoo handbookの推奨には従わず、/boot や他の /var、/opt、/home、
/usr、root partition用にジャーナルxfsファイルシステムを使用しました。
これは特に問題を引き起こすようには見受けられませんでした。ラップトップには
リーズナブルで信頼性のある電源が付いていますので。

このインストールでは、自動的にハードウェアを認識するgen-kernelではなく、
マニュアルでカーネル設定が必要なgentoo-sources kernelを使用しました。
kernelの設定では、lspciを使用することで手助けとなりました。添付ファイルの
kernel設定になるまで、何度も作業を繰り返しましたが。
Dynabook AX/2528PDSのtoshiba kernel modulesはお奨めしません。これらは動き
ませんし、私が誤ってこれらをカーネル内にコンパイルしてしまった時には、
マシンは全くブートしませんでした。資料によれば、問題のモジュールは、この
ラップトップには無いToshiba biosを必要としているようです。

X11を設定するため、#Xorg -configureを使用して
http://www.gentoo.org/doc/en/xorg-config.xmlに書かれている指示に従いました。
この設定で日本語キーボード以外は上手く動くようになりました。
日本語キーボードの場合、下記内容をxorg.confファイル内に手動で記述する必要があります。

Section "InputDevice"
Identifier "Keyboard0"
Driver "kbd"
Option "XkbModel" "jp106"
Option "XkbLayout" "jp"
EndSection

全てのxorg.confファイルを添付します。

システムが起動するとすぐ、bootsplashをインストールしました。これをインストール
して正常に作動させるため、kernelオプションを設定するのに少し手間取りました。
(添付したgrub.confファイルをご覧ください)

備考
(i)
make.confのuseflagsを選択
USE="X gtk -gnome -kde -qt acpi -apm tetex perl nls cjk unicode cdr pcmcia"
とし、後で日本語を入力する際SCIMを使用できるようにするため、cjk(chinesejapanesekorean)
とnls(nonlatinscripts)を加えます。詳しくはhttp://forums.gentoo.org/viewtopic.php?t=263174
をご覧ください。
また、デスクトップ用にicewnとxfce4を使用しているため、-gnome と -kdeもセットしました。
kdeとgnomeには必要以上の機能があるので。

(ii)
sleepやsuspendの機能はまだテストしていません。パワーマネージメント機能
についてはhttp://www.gentoo.org/doc/en/power-management-guide.xmlを参照
してください。しかし私はいずれもこのマシンで実行できていません。

(iii)
lspciのアウトプットによれば、AX/2528PDSにはATI Radeon Mobility 7000 IGP
graphics cardが付いています。DRIを有効にする手順は下記の通りです:

(a) Kernel設定:
# cd /usr/src/linux
# make menuconfig

(b) DRIのオプションをmake menuconfigする:
Processor type and features --->
<*> MTRR (Memory Type Range Register) support
Character devices --->
<M> Enhanced Real Time Clock Support
<M> /dev/agpgart (AGP Support)
<M> ATI Chipset Support
< > Direct Rendering Manager (XFree86 4.1.0 and higher DRI support)

(c) kernelをコンパイル:
#cd /usr/src/linux
#make && make modules_install

(d) カーネルイメージとSystem.mapをboot partitionにコピーし、
grub.confを下記にある例を参考にしアップデートする。
http://www.gentoo.org/doc/en/handbook/handbook-x86.xml?part=1&chap=7

(e) X11-DRMをインストール:
#emerge x11-drm

(f) /etc/X11/xorg.confのコンテンツを確認:
...
Section "Module"
Load "extmod"
Load "dri"
Load "dbe"
Load "record"
Load "xtrap"
Load "glx"
Load "type1"
Load "freetype"
EndSection
...
Section "Monitor"
Identifier "Monitor0"
VendorName "Monitor Vendor"
ModelName "Monitor Model"
Option "DPMS"
EndSection
...
Section "Device"
Identifier "Card0"
Driver "radeon"
VendorName "ATI Technologies Inc"
BoardName "Radeon VE/7000 QY"
BusID "PCI:1:5:0"
Option "AGPMode" "4"
Option "AGPSize" "64"
Option "AGPMode" "4"
Option "AGPFastWrite" "True"
Option "PageFlip" "True"
Option "RenderAccel" "True"
EndSection
...
Section "DRI"
Mode 0666
EndSection

(f) 下記4行を加えて/etc/modules.autoload.d/kernel-2.6のコンテンツ
を編集し、ブート時にkernel modulesが自動的にロードされるようにする:
rtc
agpgart
ati_agp
drm

(g) 新しいkernelでrebootし、Xをスタート。 #glxgearsと# glxinfo | less
を使用してDRIをテストする。

(h) その他、DRIの実施については下記を参照ください。
http://www.gentoo.org/doc/en/dri-howto.xml

(iv) lspciのアウトプット情報:
0000:00:00.0 Host bridge: ATI Technologies Inc: Unknown device cab3 (rev 05)
0000:00:01.0 PCI bridge: ATI Technologies Inc PCI Bridge [IGP 340M]
0000:00:13.0 USB Controller: ATI Technologies Inc OHCI USB Controller
#1 (rev 01)
0000:00:13.1 USB Controller: ATI Technologies Inc OHCI USB Controller
#2 (rev 01)
0000:00:13.2 USB Controller: ATI Technologies Inc EHCI USB Controller (rev 01)
0000:00:14.0 SMBus: ATI Technologies Inc ATI SMBus (rev 18)
0000:00:14.1 IDE interface: ATI Technologies Inc: Unknown device 4349
0000:00:14.3 ISA bridge: ATI Technologies Inc: Unknown device 434c
0000:00:14.4 PCI bridge: ATI Technologies Inc: Unknown device 4342
0000:00:14.5 Multimedia audio controller: ATI Technologies Inc IXP150
AC'97 Audio Controller
0000:00:14.6 Modem: ATI Technologies Inc IXP AC'97 Modem (rev 01)
0000:01:05.0 VGA compatible controller: ATI Technologies Inc Radeon
Mobility 7000 IGP
0000:02:06.0 CardBus bridge: Texas Instruments PCI1410 PC card Cardbus
Controller (rev 02)
0000:02:07.0 Ethernet controller: Realtek Semiconductor Co., Ltd.
RTL-8139/8139C/8139C+ (rev 10)
0000:02:0a.0 FireWire (IEEE 1394): Texas Instruments TSB43AB21
IEEE-1394a-2000 Controller (PHY/Link)